2012年12月31日月曜日

一年を振り返って

 深々と降る雪の中、2012年が終わろうとしています。長いようで短かった一年,振り返ってみれば色々な事がありました。出来た事より出来なかった事の方が多く、でもその時々で頑張ってきました。それは私自身の感覚であり、皆様にとってどんな理事長だったかは判りません。しかしながら、メンバー、家族、会社、OB、市民の皆様の支えの中で学ばせて頂いた一年でありました。皆様に感謝致します。
 私自身は本日をもって理事長職を終えることとなりますが、2013年度も安来青年会議所に変わらぬご支援とご協力をお願い致します。一年間有難うございました。

2012年12月29日土曜日

エイミー・マリンズと12組の足


パラリンピック選手団を率いるエイミーマリンズ


 アメリカのある団体が『TED』というものを開催しています。そこでは世界をリードする科学者、企業家などがスピーチを行います。先日テレビで、エイミー・マリンズとうい一人の女性がスピーチしているのを見ました。

 彼女は生まれながらにして、先天性ひ骨欠損という病気で、一歳の時両足の膝から下を切断しました。しかし彼女は学生時代、陸上をはじめ、アメリカ代表としてパラリンピックに出場するまでになりました。その後、自らがメディアに出て行く事で、医療業界しか注目しなかった義足を、ファッションデザイナーに注目させ、現在も身体に障害を持つもののイメージを変え続けています。そして、現代も、アスリート、女優、モデルと様々な顔を持ち活動されています。

 そんな彼女が300人ほどの子供達の前で公演することがあったそうです。ステージに何種類もの義足を並べて公演を始めたそうです。すると、子供達は並んだ義足と彼女の履く義足に興味深々の様子だったそうです。その時先生は、『あんまりジロジロ見るのはやめなさい』と言いたげだったそうです。その後、彼女はすべての大人達に退席を求め、子供達に質問をしました。『2,3階の建物を飛び越えるとしたらどんな足がいいかな?動物でもヒーロー、キャラクターなんでもいいわよ』するとすぐに『カンガルー!』と声が上がりました。『カエル!』『Mrインクレディブル!』と次々と声が上がりました。『いっそ空を飛んじゃえば?』すると皆が『いいね!!』

 子供は知らないものには自然と興味を持ちます。なのに大人は子供に恐怖心を植え付け、好奇心を奪う。疑問を封じて行儀の良い子に育てる。私は義足だけど、私より人工的な体の女優さんも沢山いますよ。と笑って話す彼女。健常者より健常者らしい彼女を見て、自分自身が恥ずかしく思えたりもしました。今年度、教育に関しての記述を多く載せてきましたが、スピーチを聞いて、今求められる教育とは施すものではなく、与えられた情況の中で、強く願い努力する姿に何かを感じ、自らが機会を見つけて生かそうとする事こそが本当の教育に繋がる事を彼女から学んだ気がします。

2012年12月24日月曜日

2010国民主権確立委員会

 12月23日、2010年度国民主権確立委員会忘年会に参加してきました。神田委員長はじめ多くの仲間が平田の地に集まりました。
 以前、ブロ研の忘年会にも参加しましたが、会社の事情でやめざるを得なかったメンバーを励ます為に出雲JC石原委員長(現在はOB)が当時のメンバーを集めました。今回は2012年度で委員長をした堀江議長が発起人。今年苦労したからこそ、2010委員会メンバーの為、神田委員長の為、みんなを集めてくれました。だから多くのメンバーが集まれたのだと思います(松江の日野くんも着てくれましたよ)。私も年度が浅い頃は、ブロック出向なんて・・・と思っていましたが、沢山のメンバーと切磋琢磨する中でとても良い経験が出来ます。今後、JCの次世代を担う若いメンバーにも積極的に参加してほしいと思います。

 何はともあれ、頑張った仲間、来年更にステップアップする仲間と同じ時間を共有できた良いひと時でした。神田次年度をはじめ、今後皆様の益々のご活躍をお祈りいたします。

2012年12月22日土曜日

創立記念例会

 創立記念例会にて理事長バッチを次年度妹尾理事長に渡しました。長いようで短かった一年でありましたが、多くの方々に支えられ、理事長の職を終える事が出来ました。本当に有難うございました。
 そして創立記念例会の場では、OBの皆様よりねぎらいの言葉をかけて頂きました。多くの人生経験をされた先輩の言葉は一つ一つが深く、温かいものでした。卒業しても輝き続ける皆様と共に過ごせた創立記念例会は私にとって貴重な経験となりました。参加頂いたOBの皆様有難うございました。そして今後も安来青年会議所を宜しくお願い致します。

2012年12月19日水曜日

第46回衆議院選挙

第46回衆議院選挙島根県市町村別投票数
 12月16日、第46回衆議院選挙が行われました。第三局の登場が話題となりましたが、結果は自民党の圧勝となり、政権交代を決定的なものにした選挙となりました。しかしながら投票率は戦後最低という結果となってしまいました。
 私自身、選挙前は第三局の登場で衆議院選挙は盛り上がっているような印象を持っていましたが、実際は逆の減少が起こっていました。12月という時期が原因なのか、誰に入れたらいいのか判断がつかなかった事が原因なのか・・・投票率15回トップの島根県も前回の衆議院選に比べ10ポイント以上下がってしまいました。写真にあるように、私達の住む安来市も例外ではなく、34,484人の有権者数に対して投票者数は22,842人、投票率66.24%という結果となりました。
 
 そもそも、なぜ島根県は衆議院選挙15回連続投票率トップだったのでしょうか?恐らく人口全体に占める若者人口の割合が低い事で、高齢者などの投票率の高さがそのまま反映される事も大きな原因だろうとは思います。しかしながら都心部とは違い、田舎から中央には声が届きにくい、だからこそ選挙によって意思を伝えてきたのかもしれません。今までも島根県は歴代総理や衆参要の人材を排出する選挙区でありました。地方から出た議員を大切にして国でしっかり働いてもらう。そしてその地域の人の期待に答えていく。先人達はそうやって街づくりを行って来たのではないでしょうか?そしてそれは若い世代が引き継いでいく事だとも思います。選挙がすべてを変えるとは言いませんが、私達が住む田舎ほど、そういった事を大切に考えなければならないと思います。そして今、私達の街のような田舎から『考える教育と共に有権者教育』を行う事の必要性を感じています。




2012年12月10日月曜日

6JC経済文化交流会新旧引継ぎ会議

今年度6JC理事長の皆様です
  12月5日、6JC経済文化交流会新旧引継ぎ会議が出雲の地で行われました。6JCの理事長の皆様お疲れ様でした。このメンバーで集まるのは恐らく最後となるのでは?などと思うとやはり寂しさを感じます。今年度本当に良い仲間にめぐり合えたことに感謝です。

 さて、新旧会議の方は、2012年度田中会長(松江JC)から2013年度栂野会長(出雲JC)へのバトンタッチが行われました。(田中会長、お疲れ様でした!)そして意見交換では、それぞれの理事長様の6JCに対する意見を聞くことが出来ました。その中で、中海市長会に出雲が加わったことで注目されているなどが背景にあり、これから6JCに求められる事も変わってくるなどの意見が出ました。そして、最後に境港の岡村次年度が『私達が最も考えなければならないのは、この圏域で夢を描く事。私が先輩から繋いできたのはそういう思いです』
 忘れていたわけではありませんが、今JCにとって、と言うより街にとって最も必要な事が『夢を描く』事なのかもしれません。『夢を描く』事を見せなければ、引き算の思考からの脱却は出来ないのかもしれません。出来ることと望む事にジレンマはあるにせよ、思いはそこに無ければと感じることが出来た一日でした。

2012年12月5日水曜日

卒業式~吉村努くん

吉村努くん奥様の手紙を聞く様子

 11月30日いよいよ吉村努くんの卒業式が行われました。長きに亘って安来青年会議所を支えて頂いた先輩がまた一人巣立って行かれました。本当にお疲れ様でした。写真は奥様からの手紙代読の様子です。今回は出席が叶わなかったのですが、奥様の気持ちのこもったお手紙でした。その後、お母様からのビデオメッセージ。私達は、様々な活動を通じて日々学んでいますが、その学びの環境は、家族に支えられるからあるものである事も忘れてはならないと感じた卒業式でした。
 吉村努くん、お疲れ様でした。そして感動を有難うございました。