2012年7月27日金曜日

脳科学

最近、脳科学の本にハマって読んでいます。その中で、最も興味をひくのは男女の脳構造の違いです。左右の脳を繋ぐシナプスの違いから、女性は両方を同時に使い、男性は片方づつ使う仕組みになっています。その違いから、男女は違う成長過程をたどります。子供の頃、女の子は国語や社会が得意な子が多かった気がしませんか?更に、小学校高学年にもなると、かなり高度な言語能力を身につきます。そのせいで、男子は女の子達の話の中に入っていけなくなります。両方の脳を同時に使える女性は早くに言語能力が発達するからです。
 脳の構造の違いからくる、男女の差をあげればきりがありませんが、私が注目しているのは、リスクに対しての考え方です。女の子にはあまり無い事ですが、小さい頃男の子は、お母さんにダメだよと言われた事をあえてしてみせます。女子がセロトニン分泌が多い調整脳であるのに対し、男子はドーパミンを多く分泌していく事で脳を活性化していくメカニズムになっています。要はリスクを楽しむ構造を持っているのです。と言う事は私の掲げた今年度ストーガン『笑顔~積極的な一歩を楽しむ活動を目指して』はあながち間違ってはいないと思います。
 私達男性がリスクを楽しめる生き物であるならば、今こそ挑戦できる時代なのではないでしょうか?『本気の数だけ新たな発見がある』そう確信できる一年となりそうです。

青年会議所を起こした男達

7月8日、一般社団法人出雲青年会議所式典にお邪魔致しました。その中で、卜部(うらべ)初代理事長が創立当初のお話をされました。全国で105番目までの初代理事長がすべて他界されている中、初代理事長のお話を聞けたことは貴重な経験となりました。
 原爆投下から数年後、広島青年会議所のある方からお話があったそうです。『広島は原爆投下後、100年は草木も生えないと言われた。でも我々は自らの力で復興を目指す、青年会議所という活動をしようと思う。一緒に青年会議所をやらないか』と。そして出雲青年会議所が設立されたそうです。
 その中で、卜部理事長初め、当時のチャータメンバーは青年会議所設立にあたり、幾つかのルールを作ったそうです。その中の一つに、メンバーすべてに『くん』をつけて呼ぶ事にしたそうです。青年会議所のメンバーなら会の常識だと感じると思いますが、これには、理由があるそうです。すべてのメンバーを『くん』で呼ぶ事で、社会的地位を青年会議所内に持ち込まず、皆が平等に意見を言い合える団体にしたいという意味あいがあったそうです。
 チャーターメンバーの熱い思いに触れる事の出来た貴重な体験でした。

2012年7月11日水曜日

誇るべきもの

先日、公益社団法人 日本青年会議所 2015年度全国会員大会開催の対話集会に参加しました。全国会員大会中国地方招致を目指すのは初めての事で、勿論、これに関する対話集会も初めての体験でした。
 会の序盤はプレゼンテーション、後半は質疑応答でした。審査を行う日本青年会議所のメンバーからの質問に、全国会員大会招致を目指す一般社団法人 広島青年会議所メンバーが答えるものでした。質問に対して、広島青年会議所メンバーが真剣に実直に答える姿を見て、LOMの一体感を感じさせて頂きました。
 しかしながら、最後の総括で、昨年の名古屋大会 鈴木議長から様々な指摘がありました。『広島青年会議所は平和を掲げることはすばらしい。私の所属LOM、名古屋青年会議所が平和を掲げてもそれは伝わらないでしょう。広島が掲げるからこそ意味がある。しかしながら、今はまだ、LOMとして、広島市民としての平和でしかないのではないか。全国の会員、そして国際平和都市、広島として世界に発信する為、掲げる平和の意味をもう一度考えて欲しい』そんな話がありました。昨年、名古屋で会員大会を実際にやり遂げた人間からの本気のエールだと感じました。と同時に、全国701LOMには、701通りの誇るべきものがあるのではないかと感じました。そして、私達の住む安来にも同じ事が言えるのだと思います。9月に迫った『安来どじょう祭り』、私達は何をどう発信すべきなのでしょうか?私達はその事について、どう向き合えば良いのでしょうか?そんな事を考えさせられた一日でした。

2012年7月2日月曜日

少子化

現在の日本は少子化という問題を抱えています。テレビで行ったインタビューなどを見ても、聞かれた誰もが、少子化はいけない事だと言います。子供が多い方が良いと言います。しかしながら、少子化はいけない事なのでしょうか?世界の先進国を見ても少子化傾向は顕著に現われています。生まれてきた子供に十分な教育をしたいなど、『量より質』を求める傾向は日本だけではありません。
 とすれば、少子化は悪い事なのでしょうか?自分の子供に、教育にお金をかけ、将来困らないようにとするのも親の気持ちなのではないでしょうか?最近の少子化を取り上げたニュースを見ると、国民皆保険の話や年金問題などを語る上で、さも少子化が諸悪の根源のような言い方をしている様に聞こえてなりません。少子化は社会の変化による、ごく自然な出来事であり、生ませる為にバラまくとか、足りないから徴収額を増やすという考えではなく、変化に対応した社会構造を構築するという考えで対応してほしいと感じています。