2012年9月14日金曜日
AKB48経済学?
AKB48は秋葉原AKB劇場を中心に活動し、会いに行けるアイドルとして誕生しました。AKBプロジェクトは、メディアを通じてしかない遠い存在であったアイドルを身近に感じ、ファンと共に成長していくプロジェクトです。
過去のアイドルと言えばある程度、事務所が育成して歌も踊りも出来る状態にしてから売り込んでいったと思います。AKBに関しては、言わば『未完成を売りにしている』部分があると思います。オーディションで選ばれたメンバーと言えど、素人同然で、歌やダンスはおろか、スキップすら出来ないメンバーもいたそうです。
そんな子達が、なぜ僅か数年で育っていき、俳優、声優、バラエティーと各方面で活躍していけるのかと不思議に思っていました。プロデューサーの秋元康氏はインタビューでも、常にファンから育てられている事を話しています。AKB、SKE、NMB、HKTなど、200人余りのメンバーがそれぞれが書くブログも事務所は、一切チェックしないそうです。英語のスペルが違う、漢字が違う、文章がおかしいなどは、すべてファンが書き込みで指摘するそうです。自分が応援する押しメン(押しているメンバー)を成長させたいからこそ、ファンがプロデュースしているのです。未完成であるからこそ、ファンはリアルさを感じ、AKBドキュメントに参加しているのです。
昨今のスピード化社会等で人間関係は希薄なものになっているのかもしれません。でも人はやはり繋がって居たいし、繋がっていなければならないとも思います。SNSやニコニコ動画といった双方向メディアが注目される中で、メディアだけでなく私達の意識にも変化が起きているのではないでしょうか。だからこそ、AKBのようにすべてがプロデュースされたの範囲内ではなく、人が参加する事によって、可能性が生まれたり、多様化したりするのではないでしょうか?
私達、青年も『未完成』である事は間違いないと思います。だからこそ、理想を求めつつも挑戦し、タブーを作らず、人との繋がり方にこだわる事が必要なのだと感じます。
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