2012年9月28日金曜日

課外授業~

先日、あるテレビ番組で一人の登山家が出演していました。彼の名は、登山家、栗城史多さん。母校の小学生達と北海道の標高1500Mの山に登っていました。小学生にとって1500Mの登山はきついのですが、彼はさらに仲間とロープでつなぎながら登るというルールを課しました。最初の30分は、元気に歩いていた子供達も、その後は口数も減り、遅れる子が出てきました。泣き出す子供が出てきました。そんな中で、いろいろな事があっても、子供達は助け合い、登山を続けて行きました。
 栗城さんは、遅い子も置き去りにせず、励まし、いたわりあう事が大切と話します。登山家は一人で高く、険しい山に一人で登るイメージがあるだろうが、そうではない。仲間の助けがあるから山頂に立てるんだ。仲間の事を考えるからこそ登りきることができると話します。

 とかく教育は与えるものであって、何を与えるか、どんな与え方をするのかを大人たちは議論します。勿論、なにも持たない無垢な子供達に正しい教育がなされる事は最も大切な事です。しかし、子供達が持っているものを引き出す事も忘れてはいけないと感じています。私のブログではよく登場する言葉ですが、『自分と向き合う事』が大切だと思います。そのために、子供達には様々な経験が必要だと思います。今のゆとり教育が子供達にそのような経験を与えてくれる事を切に願います。

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