先日、六ヶ所村(使用済み核燃料処理施設)が試験運転再開するというニュースを目にしました。地域住民の反対や、エネルギー政策見直しの中、このタイミングで試験運転再開を決定したようです。
日本はエネルギーを他国からの輸入に頼っているのは周知の事実です。その中で、原子力発電は日本のエネルギー事情を変える策として、その担いを負ってきました。しかしながら、東日本大震災以降、大きな転換期を迎えている事もまた事実です。しかしながら、根本的な方向は変わっているのでしょうか?1984年の核燃料サイクル計画、その後のプルサーマル計画(この2つに関しては関連サイトを是非ご覧頂きたいと思います)というものは、まだ構想にあるのでしょうか?そうであるのならば、六ヶ所村の再稼動の裏に、原子力リサイクルという危険な夢物語のシナリオが潜んでいるのかもしれません。
小泉政権時代、郵政民営化を論点に持ってきたことで、他の事柄については、あまり話題になりませんでした。しかしながら、今になって、大変重要な事柄が決まっていた事を知りました。今回の野田政権も消費税が最大の論点となり、他の重要な事柄がかすんでいる気がしてなりません。
単に国政を批判しているのではありません。でも、使用積み核燃料が2万4千年もの間危険なものである事を考えると、私達の子供達だけでなく、2万4千年後の世代まで課題を残す事になります。私達が考えたから直ぐに変わるものではないのかもしれませんが、このような問題からも目をそむけず、関心を持っていなければならないと感じます。
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