2012年8月9日木曜日

大和なでしこの花

『撫でし子』は万葉集、枕草子にも使われ、秋をあらわす季語であり、花言葉は純愛、無邪気、才能、大胆。まさに日本を世界に示す為に名づけられたような『なでしこJAPAN』。

 いよいよ明日、午前3時ロンドン、近代サッカー発祥の地ウエンブリースタジアムでアメリカとの決勝を迎えます。この歴史的な決勝戦を前に、フランスとの激戦がありました。ボール支配率とシュート本数で圧倒的に上回るフランスは、想定していた磐石の試合運びだったと思います。しかしながら、日本が2-1で勝利した、その背景には、戦術を超えた何かがあったのではないかと思います。
 
 試合前、宮間キャプテンは円陣の中で、『ここにいない大切な人の為、互いの為に戦おう』と話しました。佐々木監督も選手も涙をこらえてピッチに向かったそうです。近代スポーツはID野球、データバレーなどに代表されるように、戦術ばかりがクローズアップされがちですが、戦術を超えた大切なものを感じさせてくれる、それが『なでしこJAPAN』なのではないでしょうか。合理主義、計算、そんなものが霞んで見えるほどすばらしい戦いでした。
 
 いよいよ決勝戦、ウエンブリースタジアムで日本が誇る可憐な大和なでしこの花が咲き誇る姿を見届けたいと思います。頑張れ!なでしこJAPAN!!

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