21日、内戦状態が続くシリアを取材していた日本人ジャーナリスト山本美香さんが、政府軍と反体制派による戦闘に巻き込まれて死亡したニュースを見ました。彼女は生前、様々な紛争地域で取材をし、戦争の悲惨さを自らの著書や報道で人々に伝えようとしていました。
我々日本人は普段あまり意識していませんが、今も世界のどこかで争いが起こっているのは事実です。その原因は民族間の価値観であったり、宗教的な思想の違いであったり様々だと思います。日本国憲法にも国民の権利として、個人としての尊重、宗教の自由などが保障されているが、このことから来る価値観の違いが現在の世界の紛争や戦争の大きな原因であることもまた事実なのです。
私達が、他の人と議論を交わす時、他人との違いを感じます。当然だと思います。わたしとあなたは違う人間なのです。しかし、自分だけが正しいとは限りません。そして相手だけが正しいとも限らないのです。だから、人は互いに認め合う存在でなければならないと思います。
日本青年会議所が世界で正式に承認された1951年の第6回JCI世界会議の開会式においてJCI会頭ラモン・ロザリオ氏は演説の冒頭で『JCには国境も民族もない。それは、全世界の青年のものである。その誇りにおいて、われわれはいまここに、かつての敵国日本のJC代表団を、心からなる歓迎をもって迎えようとする』と話されました。
認めぬ者同士が際限なく争う世界が戦争であるならば、認める者同士が切磋琢磨できる世界、それが青年会議所であって欲しいそう思っています。
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